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ゲームや漫画やアニメの感想を垂れ流します
一応ネタバレしまくりなんで収納しておきます(先日の「ベルセルク」の感想は話のネタバレはほとんどなかったと思うので未収納でしたけど、大丈夫だったろうか…)。

 

アシェラッド死す!!
という、まさに物語の上での重大事件でした。
 
読者やアシェラッドに取っては周知でしたが、トルフィン自身は無自覚であろうアシェラッドへの愛情が爆発した巻でしたね。
 
 
トルフィンはアシェラッドを親の仇と憎み、命を狙うという体裁でアシェラッドの側にいながら、その実精神的に依存していました。
勿論、初めからアシェラッドが好きだった訳ではなく、徐々に彼の人柄に惹かれていった訳ですが、憎いけれど同時に愛してもいる。

ある意味で父事に近い感情を抱いていたのかもしれません。、
「自分の越えるべき壁(倒すべき敵)である」と同時に「自分より永遠に強くあって欲しい」という二律背反な感情。
 

父親が殺されてからこっちトルフィンに取っては「父親の仇を取る」という事が自分の自我を支える全てでした。そして、いつの頃からかそれはアシェラッドを倒すという体面で「アシェラッドに依存する」事にすり替わっていました。
アシェラッドが死んだ瞬間にトルフィンの世界の全てが崩壊します。
だって今まで安心して自分を委ねて安寧を手に入れさせてくれていた人が死んでしまったんですから。
 
多分トルフィン自身がアシェラッドを殺しても腑抜けになった事には変わりがないんでしょうね。アシェラッド自体がトルフィンの生きる意味に近い存在になっていましたから。それ以上に、恐らく勝てそうになっても止めがさせないでしょう。
 
そして、話は一気に飛んでトルフィンが奴隷になったところから第二部の始まり。
まず何部構成とかになっている話っていうのを知らなかったですから、正直コレにはビビりました。アシェラッド死後のクヌートの顛末が語られずに飛ぶとは…。
あとトルフィンって成長期だから小さいんじゃなくて、元々小柄な人だったんですね。
 
個人的に好きなキャラがアシェラッドトルケルでした。一度に二人まとめて出てこない展開になってしまった。
 
 
で、ココからが本題。
他の人の8巻感想読もうと思って検索したら、結構な数の人が単行本の帯に殺されていました。うん、酷いですよね。帯でネタバレとか萎えるますよね。本編読む楽しみを帯で奪ってどうするんだよ、講談社!!
 
私は大丈夫でした。何故ならネットでのネタバレを踏んでしまっていたので(泣)。「ネットなら自分の意志で見たんだから、帯みたいな不可抗力じゃないじゃん」って思われそうですが、巡回しているサイトさんで知らずに目に入れてしまいました…ネタバレなんて見るつもりなんてなかったのに。
もうアフタヌーン買った方がいいのかと思うくらいへこみましたよ。アシェラッド大好きだったから余計に。何で、アシェラッド死ぬって分かった状態で何か月も単行本待たなければならないんだと思いましたよ、ホントに。

だから、いざアシェラッドが死んでも全然衝撃の展開じゃなかったという…。

ジャンプも単行本から本誌に切り替えたのってネタバレが原因だった気がします。
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