無窮の心配症「SDガンダム三国伝」第5話・6話感想

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劉備達3人が反董卓連合軍に入るまでと、孫権の成長がこの2話の見所ですかね。余り話が大きく動いた感じはしません。基本「演義」が元になっているとは思うんですが、それより更に大元にあるのはSDガンプラを売るって事ですよね？私は子供用玩具については詳しくないのでよくは分かりませんが、多分「演義をなぞる以上にガンプラを売りたいキャラを活躍させる」ってテコ入れ（？）はあると思うんですよね。つまり何が言いたいかと言うと、関羽や呂布が活躍するといいなーって話です。

第5話感想

反董卓連合軍に参加すべく、連合軍野営地にやって来た劉備は公孫瓚と再会します。この公孫瓚イージーエイトって名前にど～～～～～しても慣れません。公孫瓚もイージーエイトも両方とも長いのが原因だと思うんですが。関羽イージーエイトとか張飛イージーエイトとかだったらそれ程引っ掛かる感じがしないですし。何故よりにもよって名前の長い公孫瓚をイージーエイトにしたのだろうか。

因縁つけられたからといっていきなりケンカ腰の張飛にちょっとヒヤリ。うーん、最初は劉備の方が精神的に未成熟な感じでしたが、劉備は義兄弟の契りからこっち大人になってしまったので、ケンカっ早い張飛の方が騒動巻き起こし型の人間になりつつある感じですね。諭す関羽のお父さん振りに胸キュン。

単身敵の本拠地に乗り込んできて雑魚だけをフルボッコにしたけど、主要キャラ3人に囲まれ返り討ちにされた華雄ザネックさんカッコイイ。チンピラみたいな捨て台詞で去って行く姿カッコイイ。

単騎で敵の本拠地に乗り込んできた悪役を3対1の多勢に無勢でフルボッコする劉備さん達マジパネェ。正しいんですよ、仲間が大勢いるのだから、確実に勝てる様に3対1の闘いをするのは余りにも正しい、確実だ、間違いがない。が、主人公として、正義の人として何かが間違っている気がしてならない。下らん正義を謳って1対1で闘って負ける様な奴は馬鹿だと思うんだけど、何だろう、この劉備達の正しい行動に感じる気持ち悪い感じは。すっきりしねえ。

さっきまで家柄がどうのと言って劉備達の連合軍入りを反対していた袁紹達が、華雄を倒した事で掌を返し連合軍入りを認めました。張飛なんかはぶつくさ言って「いい加減にせんか」と関羽に諭されましたが、張飛の反応が普通でしょう。関羽が大人過ぎる。劉備も心悪くはあるのか微妙な表情をしていましたしね、でも言葉にしないだけ劉備は張飛よりもよっぽど大人。

第6話感想

いきなりの登場で度肝を抜いてくれた孫尚香ガーベラ。やる気の無い孫権兄貴とは大違いで「手柄を立てる」とか言っちゃってます。劉備とフラグ立てたりするのかな（いや立たない方がおかしい）。わずかの出番でお転婆振りを存分に披露しますが、直ぐ空気になりそうな雰囲気も存分にあるのが何とも。この手のヒロインって最初こそ目立ちますが、段々空気になっていきますよね。戦闘能力がある様で実戦となると使えない事が多いから。

攻めて来たのが前回自分を負かした劉備達じゃないから勝てるとか言って敵のど真ん中に飛び込んでいく華雄様カッコイイ。この人を見ていると胸の奥が生温かい気持ちで満たされていきますね。

敵全体を見渡して、目に付いた孫尚香に啖呵切る華雄様カッコイイ。マジで胸の奥が生温かいものに満たされて行くのを感じます。孫尚香に吹っ掛けられたからとかじゃなくて、あんなに沢山の軍勢の中から女を見つけ出し、女にケンカ吹っ掛けるなんて普通はまずしませんよ。仮に孫尚香の方から喧嘩売られても「女とやり合う趣味はない」って言いますよ、普通は。それが自分から吹っ掛けるんだからなぁ。生温かい、胸の奥が生温かいよ。