無窮の心配症「SDガンダム三国伝」第31話感想

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2週連続の総集編が終わり本編に戻りました！それだけでも興奮しっぱなしなのですが、内容がまた燃えて面白いから堪りません。ただ結構シビアな展開が続きそうで胃が痛いです。

今までもちょこちょこ名前に違和感を覚える事はありましたが、思いっきり英語が入ってくるとその違和感も3倍位跳ね上がりますね。MSに全然詳しくない自分はRジャジャって名前自体初めて聞きました。

田豊の声に違和感！！アニメっぽくない！頭身が小さくて、子供向けのマスコットキャラって外見に微妙にあってない気が。でも関羽や曹操は渋い声でもあっているんですよね。渋くてもアニメっぽい声なのかな、関羽と曹操は。田豊の声の人って洋画っぽいというか、アニメに合わない感じがしました。

公孫瓚との戦いで先鋒を務めて欲しいと言われて嬉しそうにする張郃にとても胸が痛くなりました。自分の力がて信頼されて、重要な役目を与えられたと喜んだのに、実は味方の軍師にハメられいたとか・・・。子供向けなのにこういうエグいところ本当に容赦ないですね、この作品。本当に胃が痛いです。と言うか子供向けだと思って見ているからこそ、ちょっとした描写でも「えぐい」って感じるのかもしれませんが。

公孫瓚軍と張郃軍の戦いは燃えました。白馬陣が突っ込んで行く際の動きとか、最初は勢いで防いでいる盾を弾き飛ばしたけれど、後続の部隊は盾に防がれて突破出来ない描写とか。冷静に戦局を見て、趙雲に指示を出す公孫瓚の兄貴の格好良さも異常。その指示の出し方がまた滅茶苦茶格好良かったんですよ。馬上から剣を振るって張郃の方を示す動作の細やかさが凄く良かった！いかにも「戦場で指揮をしている雰囲気」が凄く出ていて。

公孫瓚の指示に従って張郃に一騎打ちを挑む趙雲。張郃も「一騎打ちか！面白い」と言ってその挑戦を受けるんですよ。そして周りの部下は趙雲に手を出さない。ここで張郃もその部下も義に厚く礼節を弁えている武将揃いである事が窺えます。それだけにこの後の展開に泣きたくなる訳ですが。

味方に嵌められ囮に使われて大切な部下を大勢失う張郃・・・。憤り苦悶する表情が痛々しいです。今まで「三国伝」でここまで激しい目力を持ったキャラいなかった気がします。軍師に対して、部下を捨て駒にした憤りをぶちまけても、君主である袁紹には「こんな事をしていては閣下に背く者が現れますぞ」と進言するに留まります。忠義の厚さが傷ましいです。

敵も味方も自分に従わないのなら皆殺しにするという袁紹に衝撃を受ける張郃。袁紹がこうなってしまったのって矢張り玉璽が原因ですよね。元々そうなる素養はあったと思いますが。

大敗を喫した公孫瓚はポツリと伝説の軍師の事を漏らします。そして劉備は公孫瓚の役に立ちたいという一心でその軍師を探しに行くと公孫瓚に告げます。劉備の兄弟愛の強さに感動する公孫瓚。そして私（笑）。

兵力が足りなくては話にならないと、曹操に助力を請うべきだと公孫瓚に進言し、自らが命をかけて曹操を説得すると名乗りを上げる関羽。超格好良い！！これです、私はこういう関羽を求めていたのです！！客観性があり適切な判断出来る大人で男気溢れる侠！ずっとこうなら良かったのに（笑）。最近どうにもこうにも情けない事が多かったですからね・・・。でもこれで汚名挽回返上！

戦争描写だけでも美味しかったのに、劉備は義に厚いは、関羽は男前だはでお腹一杯過ぎて幸せです。

2010/11/09 (Tue) SDガンダム三国伝 Trackback() Comment(0)