取り敢えず題名まんまです。多分景浦さん以外の人の名前は出てこないと思います。「THE鑑識官」という単語で検索掛けて引っかかった識子ちゃんや金ちゃん、寒川さんや査之介ファンの方ごめんなさい。

＊「TEH鑑識官DS1」の景浦さんに萌えた話なのですが、「２」のネタバレも思いくそします。「２」未プレイでネタバレが嫌な方はご注意下さい。

私は景浦さんって「１」の4話くらいで出てくると思っていたんです。「２」で所長が「今までも景浦の嫌味を乗り越えてきた」と言っていたので、「１」の景浦さんを特に話には関係なくても顔を見せては二言三言嫌味を言って去っていく変な人なんだろうなと予想していたんですよ。そうしたらまともな出番が最終話だけだったので「え゛！？」でした。

まあ所用で科研に出向いた時や、所長呼びつけた時や、たまたま会った時に科研メンバーに嫌味を言っているという行間はそれはそれで萌えるのですが、見えるところでネチネチ言ってくれた方が私は萌える。そして他のプレイヤーの方は確実にストレスが堪る（笑）。普通に考えて景浦さんの出番自体が誰得ですからね。私だって「２」を先にやって景浦さんの事好きになっていなかったら、確実に「このクソ野郎」って思っていたでしょうし。それくらい「１」の景浦さんには好きになれる要素がない。
ですが、「２」でカゲウラブ（寒）になって、「１」も5割くらい景浦目当てで遊んだ私には色々ご褒美でした。

一番の見所は「２」と「１」で景浦さんのキャラが違うところでしょう。いやあ、びっくりしましたよ。びっくりするくらい優秀でやんの。「２」の景浦さんってもっとアホだったと思うんですよ。いや「１」の景浦さんもアホと言うか、人間的に問題がある事に変わりはないのですが、優秀なんですよね、かなり。仕事をちゃんとしている。

「最大死者20名、負傷者30名」「対テロで人質の生還率が50%なら警視総監賞もの」、あと寒川さんを見捨てようとする。この辺り人道的に抵抗があるし、心底「クズ野郎」と思ったのですが、冷静に考えると対処としては間違っていないんですよね。被害者数をちゃんと予測した上で教本通りの対処。テロに屈する事になるから絶対身代金は出さない。寒川さんへの発言も客観的に見ると間違ったものではない。心情的に納得いくものではありませんが。

「２」の彼ってもっと南科研憎し！で、科研の足を引っ張ってくる、碌に調べもせずいきなり犯人（冤罪）を殺しにかかる、犯人の罠にあっさりハマる・・・とにかく「ああ、アホだなぁ」と生ぬるい気持ちになる仕事ぶりだったのですが、「１」では人非人ではあるけれどきっちり仕事しとる。お陰で「お、お前なんか俺の景浦さんじゃない！！」って思いましたよ（笑）。いや「１」の彼は「１」の彼で大好きです。キャリアっぽい景浦さんもそれはそれで美味しいです。

地位と権限があるから逆らえないだけで「周囲から嫌われているんだろうな」というのはヒシヒシ感じられました。でも組織の必要悪なんだろうなーというのも、ちょっと感じられました。真面目な話「死者20名、負傷者30名出るテロ」の本部の指揮を、あれだけサクサクやれるのはちょっとした才能です。仮に腹の中で「庶民に死傷者が何人出ようと、事件解決出来れば良いもん」と思っていても、そんな大惨事になった際の自分が負う責任の大きさを考えると、多少は及び腰になりますよ。なのに景浦さんは全く迷わずに「身代金は渡さない。人質の死傷者やむなし。satで武力的に鎮圧する」ってあっさり決断して、行動しちゃうんですよね。組織に取っちゃ「自分のやりたくない汚れで責任の重い仕事」を押し付けるのに便利な人間なんじゃないかなと思ったり思わなかったり。

「お嬢ちゃん」！？

「甘チャンなんだよ」！？

誰お前！？！？！と思いました。「２」の景浦さんとキャラが違うと思った台詞筆頭がこの二つ。「２」の景浦さんは「お嬢ちゃん」や「甘チャン」って言葉も「～なんだよ」って語尾も使わないと思います。「１」の景浦さんは「２」と比較してかなりキャリア然としていて、男っぽい感じですね。これはこれで美味しいし格好良いし魅力的だよ。抱き締めたいなあ、ガンダムッ！おっと間違えた。抱き締めたいなあ、英明！

特に「お嬢ちゃん」はきましたね！「１」の景浦さんの台詞で一番好きです。同好の士にはお分かり頂けると思いますが、決して子供ではない年齢の若い子を「坊や」だ「小僧」だ「お嬢ちゃん」だの子供扱いするというのが、おっさん萌え属性的にぐっときました。私が惚れた「２」とキャラが違っても、それはそれで魅力的で景浦くんは本当に素晴らしいな。辛抱堪らなくなるだろ！！