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ゲームや漫画やアニメの感想を垂れ流します

題名まんまです。「バテンカイトス」というゲームの好きなイベントについての語り。当たり前ですが本編ネタバレしてますんで。余りにも熱く未だに熱冷めやらぬ大好きなイベントなので、書きたくなりました。

***
11月13日にweb拍手下さった方ありがとうございます。ありがたや。

 


 

特に好きな登場人物は男ならジャコモ、女ならミローディア様なのですが、この二人は好きなイベントには一切の関係もございません(笑)。いや好きキャラ故にこの二人のイベントは全て好きなのですが、それは飽く迄「好きな人物のイベント」だから好きなのであって「イベントそのものが好き」という訳ではないんですよね。
つまり私が今回語りたいくらい好きなイベントは特に好きなキャラのイベントという訳ではなく、イベントそのものが堪らなく好きという事です。

何のイベントかと申しますと、終盤各々の国の代表がアヌエヌエに集う際に発生するサブイベントです。レイドカーン王がいなくなり、王の居ない玉座を守る事に苦悩するディアディム兵士のイベントです。「いつまでこんな風に王の居ない玉座を守らなければならないんだ。一目でいいから王のお姿を拝見したい!」と苦しむ兵士に王家のマグナスを見せて励ますサブイベント。熱すぎます、これ最初見た時、本気でヤバかったです、心震えました。

彼は名前もないし、その他の兵士達の同じグラフィックで脇役も脇役、その他大勢の内の一人なのですが、大好きなミロ様を救うメインイベントよりも、ジャコモの死という悲劇よりも、名もなき一兵士のサブイベントに一番感動しました。

レイドカーン王への忠誠のために命を掛ける覚悟をしていて、何時だって王の剣として盾として生きて死ぬ事を誓って存在しているのに、戦場に行けず、王の居ない城に留まり、空の玉座を守る・・・。これ程空しい事もないでしょう。その苦悩する兵士に王家の紋章のマグナスを見せた時の反応が素晴らしいんですよ。王に仕え始めた当初の事を振り返る彼の姿が余りにも気高い。王の居ない玉座でもそこは「いずれ王が帰還するための玉座」だという事に気付くんですよね。王に侍るばかりが忠義ではないと。

愛しくて恋しくて求めて止まない君主が目の前にいない苦悩も含めて忠義であると。その苦悩を抱えても忠誠を貫き通してこそ真の忠君であると。王に仕え始めた当初の初心を思い出し、気持ち新たに忠節を一人誓う彼には本当に感動しましたし興奮しました。「バテンカイトス1」「2」通して一番好きなのが、「1」のレイドカーンに仕える彼の忠義を確認するこのイベントでした。

ちなみに「2」で一番好きなのは エルために闘技場で優勝するイベントです。これもサブイベントですが。「バテンカイトス」シリーズはメインストーリーも勿論出来が物凄く良いのですが、サブイベントの力の入り具合も半端じゃないですよね。というか世界設定も人物設定もグラフィックも音楽も質も量も半端じゃないですよね。まあつまり全てが最高のゲームだって事です。

 

 

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